現在は、コロナウィルスの感染防止のため、参拝時に手水鉢が使えない寺院が増えています。
そのような状況の中、最近塗香をお求めになる方が増えているような気がします。
参拝の前に、アルコールで体の消毒を、塗香で身心のお清めをされるということなのでしょうか。
それならば、いっそ、一つにまとめられないかと考え…
当山の塗香「桜の奥の院」をアルコールにつけ込んでみました。
お茶のパックを利用してみました。
粒の粗い焼香用のお香よりも、細かい塗香の方が成分が抽出されるのが早いですが、箸蔵寺のものは塗香なので粒子が細かくパックの目をすり抜けてしまいます。
仕方がないので、最後にもう一度コーヒーのペーパーフィルターを通しました。
当山のお香も、文香(ふみこう)のような、お手軽に放り込めば良いだけの小分けパックの状態で入手できると良いなと思いました。
とはいえ、出来上がりは想像以上です。
箸蔵寺のお香の特徴の桜の香りが、粉末の時よりも甘く感じます。
しばらくの間、箸蔵寺の納経所に備え付けておきますので、お参りの方はお試し下さい。
透明ではなく、ほのかに香の色がついているので衣服に使うのは止めた方が良いかもしれません。
本日は、早速お試しをされた方が大変気に入られて、塗香をお求めになっていました。
アルコールスプレーの状態での授与販売の予定はありません。
肌に使う物を販売するには薬事法の関係で、「認可されたところが作成したもの」でなければならないからです。
そういう所(化粧品関係など)を当たってもらったのですが、今はアルコール製品の需要が跳ね上がっており、余所の製品を作っている場合ではないそうです(笑)
自作される場合は自己責任でお願いします。