雑感(20191107)- 別格霊場先達研修会

平成31年11月6〜7日にかけて行われた別格霊場先達研修会に、本年も出仕してきました。

今年も、一昨年昨年と同様、霊場会の公式なコメントではなく一札所寺院としての個人的な感想を当blogで述べさせていただきたいと思います。

本年も昨年に近い四百名以上の先達様のご参加をいただきました。
これだけの人数のご参加なので、毎年ご挨拶できなかった方もいらっしゃるかと思います。
ご無礼をお許しください。

まず、今回は、初めての会場の観音寺グランドホテルでした。
メイン会場も広く、部屋数も数多くあったので、多くのご参加の皆様を受け入れることができたのではないかと感じます。
ただ、初めての会場ということと、お砂踏み会場や新任研修会場がメイン会場とかなり離れたところにあったので、会場移動に迷われる方が多く、中には「今年はお砂踏みはなかった」と思われている方もいらっしゃったようです。
掲示等のご案内の大切さを感じました。

本年は、昨年のアンケートでご提案いただいた「霊場寺院の僧侶に名札を」が実行されており、ご挨拶がスムーズに進み、好評をいただいていたように感じます。

初の検定試験については、決して簡単な問題ではなかったはずなのですが、とにかく高得点の方が多く、さすがは初回から受験される皆様だという意気込みが感じられました。
別格霊場会としては、深い知識を持って頂いている先達様がいらっしゃることに感謝です。
一方、問題作成をする立場の霊場会としては、これ以上難しい問題を作成しても、霊場寺院でも答えられないなどということになっても困るので、悩みどころです。
ただ、頂いたご意見の中に「三択なので正解が推理できた」とか「運良く当たった」というご意見があったので、実際の知識で答えていただくためには選択肢を増やしていくということも検討しなければいけないと感じました。
また、「正解は一つとは書かれていない」というご意見や、「文字が小さい」ということでご苦労された方もいらっしゃいましたので、これらのご意見を反映し、より良いものを作り上げていければと思います。

研修会の午前の部、節談説教については、迫力のある語りと太鼓は大勢の方が喜んでおられたように思います。
私はこれが三回目だったのですが、以前は太鼓がなかったので、かなりパワーアップされたステージを楽しめました。

最後になりましたが、先達研修会は、年に一度、先達の皆様と近い距離で交流できる時間と空間なので、本当に有り難く感じています。
来年は、現執行部の皆様の最後の年、さらに良い研修会になるように努力して頂けると思いますので、広報担当としてもできることをお手伝いさせて頂きたいと思います。

(追記)
当山は、様々な霊場会に属しているので、それぞれの霊場会にカラーがあることが感じられます。
別格には別格のカラー、不動には不動のカラー、四国三十三観音にも、阿波西国にも独自のカラーがあります。
そんなカラーを生かして、それぞれが個性ある霊場として発展していけば良いなと願っています。