不動霊場結縁大法会が行われました

10月4日、四国三十六不動霊場による結縁大法会が総本山善通寺様にて執り行われました。
(当山公式サイトでのご案内記事はこちら)

暑い中ご参加頂いた皆様方におかれましては、一霊場寺院として心より感謝申し上げます。

大法会の様子は霊場会の公式サイトでご紹介されると思われますので、個人的な目線での感想など。

不動の火祭りと異なり、一人一人が順にお授けを受けていく形を採るために参加人数に限りがありました。今回は、二百数十名の方のご参加を頂きましたが、今回のやり方ならば、おそらく二百五十名位が一日に受け入れられる限界かと思われます。

(↑画像は善通寺様及び霊場会に掲載許可を得ています。)

私は全8グループのうち半分の4グループの受戒を担当させて頂きましたが、ゆっくりと大きな声で300回以上お唱えした真言が頭に残り、帰りの車の中で無意識に「オンボウジ シッタ」と何度か口ずさみ、苦笑しながら運転していました。

善通寺様には準備段階から様々な物品の貸し出しやスタッフのご協力など、全面的にサポートをいただき心より感謝です。
管長猊下におかれましては、お食事をゆっくり取る暇もなく二度の御法話と受者全員に五鈷杵のお授けを行って頂き、本当に大変な一日さぞお疲れのことと思います。有り難い気持ちで一杯です。

(↑画像は善通寺様及び霊場会に掲載許可を得ています。)

お手伝いを頂いた不動先達の皆様も、10月とは思えぬ暑い中、進行や誘導のお手伝いを頂き本当に有り難く思います。

法要の内容については、投花得仏(とうけとくぶつ)など初めての経験を新鮮に感じておられる方もいらっしゃり、嬉しい限りです。
お大師様が惠果和尚のもとで行った灌頂と同じような経験をして感動されている方もいらっしゃいました。
中には、「五鈷杵の授与」を言葉通りにとらえ、「あんなに立派なものを記念品として頂けるのかと思ったら、形だけですぐに引っ込められてしまった」などという感想もあり、普段そういう儀礼になれてしまった僧侶からは出てこない感想も新鮮でした(笑)

執行部の計画では、今年を含めて5年おこなわれるとのこと。

記念品の短冊は五大明王の内の降三世明王、
管長猊下の色紙は五大種字の内の「キャ」字、
それぞれ五つ揃ってコンプリートです。

今年の経験が生かされて、来年はさらに良い法要になればと願っています。