悩むということ、選ぶということ
未来の選択を悩むということは、まだ選んではいないということ。
「次の電車に乗るかやめるか」は、例え悩んでいたとしても気持ちが定まったとしても、その時が来るまではホームにいることは変わりはない。
しかし、現在の選択を悩むと言うことは、既に選んでいるということ。
この場合では、
「乗らない方が良かったのか(今からでも降りた方が良いのか)」と、電車に乗った上で悩んでいるのか
「乗った方が良かったのか(今からでも乗った方が良いのか)」と、ホームにとどまり悩んでいるのか
という、全く違うどちらかの答えを既に選んでいる。
時が経てば経つほど電車は走り続け、ホームと電車の距離(未来の居場所)はどんどん離れていく。
その距離は、悩み続けている時間の長さであるとともに、選び続けている時間の長さ。