「アイデアを形に」の第三弾です。使っている仏具や仏教関連の物に 「こんなものがあれば便利なのに」とか、「もっとこうした方がよいかもしれない」というもの、 今回は法要等で使う「携帯用引鏧(いんきん)」です。
引鏧とは以下のようなもの。
本来は法要でお堂に向かうオボウサンの列を先導するため、先頭で鳴らす物ですが、今は法事バッグの隅に入るような小さいサイズ(右側)も作られ、お墓などでお経の合間に「チーン」とならす道具としても使われています。
実は、10年以上も前、持っても置いても使える引鏧を業者さんに提案し、試作してもらったことがあるのですが、そのときはもう一つでした。
もっと使い勝手の良いものを模索していたのですが、今年になってイメージがわき、ある業者さんが試作を引き受けてくださったため、また一つアイデアを形にすることができました。
箸蔵型携帯用引鏧(仮称)
打ち鳴らしの棒を自転車のベルからヒントを得てワンアクションで打てるようにしました。
また、両手が自由に使えるように、リストバンドに取り付けてみました。
これで雨の日、傘を持ちながらでも拝むこともできますし、念珠を摺りたいとき、印を結びたいときでも両手が自由に使えます。
リストバンドが座布団になっているので置いても使えます。
少し派手でしょうか…?
見た目が気になるなら手首の内側につければあまり目立たないです。
(但し、内側は印を結ぶのに少し邪魔でしょうか…)
試作品を作ってくださった業者さん、要望が多ければ製品化も考えてくださるかも?