12月に先師忌(=以前の住職の年忌法要)があるので、出仕して頂けるオボウサンのための記念品を色々考えているところです。
人にあげたいモノ=自分もあると便利だと思うモノ
という考えから、何か新しい仏具を企画してみようと思いました。
引鏧(いんきん)という仏具があります。
本来は法要でお堂に向かうオボウサンの列を先導するため、先頭で鳴らす物ですが、今は法事バッグの隅に入るような小さいサイズも作られ、お墓などでお経の合間に「チーン」とならす道具としても使われています。
仏壇にあるお鈴(おりん)の携帯版といった感じでしょうか?
しかし、外で使う場合、片手がふさがる場合もあるので、ちょっと置いて使いたい時もあります。
現在作られている携帯用引鏧は
持ちやすい物は置き辛い、置いて便利な物は持ちにくい
という感じなので、置いても持っても便利な物を作ってみようと思いました。
イメージ的には小さな三脚をグリップ部に使用して、開いたり閉じたりして使う感覚・・・。
早速知り合いの業者さんに試作品をお願いしてみました。
で、送られてきたのがこれ↓
正直なところ、思ったより大きく、思ったより重いというのが本音です。
「鞄に入れて持ち歩く」という当初のイメージには残念ながら合いませんが、別の使い方をするならこれはこれで使い道があるかも知れません。
でも、せっかくゼロからの企画。もう少し納得がいく物ができないか、考えてみようと思います。