今年の一文字2015

今年も残すところあとわずか。

毎年恒例の今年の世相を表す一文字は「安」でした。
「安保」、「安全」、「安心して下さい・・・」など、今年は確かに選ばれて納得のいく文字だと感じます。

とはいえ、人の数だけ1年の過ごし方があり、1年を象徴する文字は人それぞれかと思います。

ちなみに私の今年の一文字は

akari

「灯」でした。

灯りは仏教では知恵を表します。
暗いと何も見えませんが、灯りが灯ると今まで見えなかったものが見えるようになることより、正しい智恵によって迷いが取り除かれるということの象徴になっています。

今年は、これまでうわべだけを理解し深く知ろうとする努力から目を背けていたことがらと向き合うことにより、明かりが灯るように今まで見えなかったものに気づくことのできた年でした。
今はせっかく灯った灯りを小さくしたりまたは消してしまわぬ様、新鮮な空気を送り続けていくことの大切さも感じています。

また、今年は新しいものを考案することが多く、知恵や小さなひらめきを実感できた年でもありました。

「灯り(あかり)」「灯る(ともる)」の二つを実感できる年でした。
皆さんにも心に残る今年の一文字はありますか?