身近なものを何でもかんでも「これって仏教ですよね…」と、こじつける解釈するシリーズです。
まずは手始めに、好きな曲、ダイアナロスの「マホガニーのテーマ」から
一昔前、コーヒーのCMでお聴きになった方もいらっしゃると思います。
映画は重いですが、歌声の方は透明感があります。
熱く歌うよりも、かえって深く穏やかに染み込みます。
-THEME FROM MAHOGANY-
Do you know where you’re going to ?
Do you like the thing that life is showing you ?
Where are you going to ?
Do you know ?
何処へ行こうとしているか 貴方は分かっているの?
人生が貴方に見せている景色は気に入ってるの?
何処へ行こうとしているの?
貴方は・・・
Do you get what you’re hoping for ?
When you look behind you
There’s no open doors
What are you hoping for ?
Do you know ?
望んだものは手に入ったの?
後ろを振り返っても
もう戻れる扉は開いていないよ
何を望んでいるの?
貴方は・・・
私の勝手な訳です。
私たちの住んでいる世界は常に移ろい、留まることがない。
今通った扉も振り返ると無くなり、もう後戻りはできない。
う~ん、「諸行無常」ですね・・・
何かを選ぶと言うことは何かを捨てると言うこと
映画の主人公は一つのものを得た代わりに別のものを失いました。
仏教では、心の苦しみは4つあると説かれています。
四苦八苦の後半の4つです。
・愛する者と別れる苦しみ 「愛別離苦(あいべつりく)」
・憎む者と会わなければならない苦しみ 「怨憎会苦(おんぞうえく)」
・望むものが手に入らない苦しみ 「求不得苦(ぐふとくく)」
・身体や心(感覚)に執着するが故に生まれる苦しみ 「五蘊盛苦(ごうんじょうく)」
この中で一番辛いのはいったいどれなんでしょう?
きっと人によって違うのでしょうが・・・。
主人公はこの1番目と3番目を背負って生きていきます。
取り返せない人生、あるがままを受け入れて・・・ ←「法爾自然(ほうにじねん)」
最初なのに少し重い感じになってしまいましたが、色々な気づきをアップしていければ良いと思っています。