雑感(20180407)-如実知自心
「如実知自心(にょじつちじしん)」とはありのままの自分を知ることです。 「何ができるか?」という可能性を見つける自分探しはもちろん大切ですが、 最近は、「人はそれほど強くない、過ちを犯しそうになる生き物だ」ということに向き合うのも大切だと感じます。 「できないことは悪」と決めつけてしまえば、「人は何 続きを読む 雑感(20180407)-如実知自心
あるオボウサンのweblog
「如実知自心(にょじつちじしん)」とはありのままの自分を知ることです。 「何ができるか?」という可能性を見つける自分探しはもちろん大切ですが、 最近は、「人はそれほど強くない、過ちを犯しそうになる生き物だ」ということに向き合うのも大切だと感じます。 「できないことは悪」と決めつけてしまえば、「人は何 続きを読む 雑感(20180407)-如実知自心
学校で習っている歴史の授業は、政治や経済、文化などの移り変わりがメイン。 しかし、時の流れがある以上、全てのものは歴史。 色々なものが過去を参考に、進化したり改良されたりしている。 新しいゲーム機も、これまでの技術を参考に開発される。 体操のD難度の技も、C難度の技があるから次に進める。 毒のあるフ 続きを読む 雑感(20180110)-歴史
平成29年10月30〜31日にかけて行われた別格霊場先達研修会に出仕してきました。 前夜の懇親会や研修会当日に、「納経所に座っていない住職と話ができるよい機会だ」というお声を何度も頂戴しましたが、私もその一人なので、新しいご縁を頂戴したり、普段SNS等でしかお話をしていなかった方に実際にお目にかかれ 続きを読む 雑感(20171031)- 別格霊場先達研修会
私が大切にしている仏教の言葉の一つに、「令法久住」という言葉があります。これは、「未来永遠にわたって素晴らしい法を伝えていく」という意味です。 理想としては、正しいことをそのまま伝えていくことができれば一番なのですが、時と場合によっては、正しさだけを訴えるのではなく、柔軟に対応しなければならない場合 続きを読む 雑感(20171028)-令法久住
これまで、対機説法というテーマでいくつか雑感をアップしてきました。(過去の記事参照) 対機説法を行うためには、色々な考え方を認め、相手の気持ちになって考えることが大切です。 人はそれぞれ、色々なものの考え方を持っていて、知れば知るほど興味深い生き物だと思います。 いつもの宗教的観点ばかりではなく、時 続きを読む ものの考え方あれこれ
欲望に流される人がいなければ戒律など必要ない。 毎日、不倫のニュースが伝えられる昨今だが、世の中に、誘惑に負けたり心変わりをする人が少なからずいるからこそ、結納を交わしたり結婚を神仏に誓ったりする儀礼が生まれてきたのだと思う。 破るのが嫌なことなら、わざわざ「誓います」などという必要がないのだから( 続きを読む 雑感(20170913)
医学には、基礎医学と臨床医学という分類があります。 基礎医学・・・未来に向けての研究、本質を明らかにしたり、新しい発見を目指す。 臨床医学・・・実際に現場で患者を相手に医療行為を行う。 これと同様に、宗教も基礎宗教と臨床宗教という分け方もできるのではないかと、ふと思いつきました。 仏教で言えば、 基 続きを読む 雑感(20170901)ー基礎と臨床
一昨日、当山の箸供養柴灯護摩、無事厳修することができました。 土用の真っ只中でしたが、時折小雨降る比較的涼しい天気で、暑すぎなかったことは本当によかったです。 以前、真言僧侶のなり方について少し書かせて頂きましたが、今回は、柴灯護摩にちなんで修験道の袈裟についてご紹介致します。 修験の袈裟には大きく 続きを読む 修験道の袈裟のお話
「後悔」と「焦り」と「不安」について思うこと。 後悔は、「あんなことをしなければ良かった」、「こんな風にすれば良かった」といった、過去に対する感情。 焦りは、「こうなるために、(又はならないために)、今、何とかしなければ!」といった、現在に対する感情。 不安は、「こうなってしまったらどうしよう?」、 続きを読む 雑感(20170712)
以前、公式サイトの寺報で、「二利双修」という話をさせていただきました。(菩提心第30号) 自分を高めていくことを自利(じり)、誰かのために何かを行うことを利他(りた)といい、その二つを共に行っていくこと「二利双修(にりそうしゅう)」が大切だという話でした。 寺報は、前半分の「二利」中心のお話でしたが 続きを読む 選択と双修