令和元年秋、護摩殿前に新しい展望スポットが誕生しました。
名称は「なりきり本尊展望壇」。
皆様に座って頂くための展望用の壇です。
護摩殿の石段の上からの景色は、護摩殿の奥の御本尊「金毘羅大権現」様がいつも見ておられる景色。
ご利用の方法としては
・権現様になったつもりでここから景色を眺めて頂いたり
・静かに瞑想をして頂いたり
・撮影スポットとして利用して頂いたり
など、様々な用途でご利用いただければ幸いです。
なりきるということは、誰かの気持ちになって考えることにも繋がります。
日常の喧噪を離れ、我欲から離れ、誰かを思いやれる気持ちを思いだして頂いたり、
また、箸蔵山の清らかな空気を吸いながら、仏さまや自然と一体となって頂いたりなど、
心のリフレッシュに一役買えれば幸いです。
もちろん、ご家族やご友人での参拝の思い出に楽しくご利用頂いても結構です。
また、三好市が設置してくださったライブカメラからも、展望壇に座っている様子が見られます。→護摩殿のライブカメラへ
東京駅の名物スポットの「自撮り看板」のように、遠くから自分が座っている姿を撮影(スクリーンショット)して楽しむこともできます。
企画、作成に当たっては、箸蔵山の麓にある池田高校三好校の生徒さんのご協力を頂きました。
農業科や林業科があった学校を前身とする池田高校三好校さん、以前箸蔵寺に丸太を加工したベンチを奉納していただいたことがありました。
それ以外にも、校内にログハウスを作成したり学内での産物や加工品のを販売するための小屋を制作したりなど、木材加工にも実績があります。
また、木材加工以外にも、箸蔵山の中腹にある学校の産地農場でダチョウを飼育したり、地元の造り酒屋さんのもとで地酒を造り、独自のブランド名で販売したりなど、様々な取り組みを行っている学校です。
今回、三好校さんの方からは、手作りの観光スポットで地域に貢献をするという目的、また、木材加工の技術の取得のためという目的で、地元の大工さんの指導を受けながらこちらを制作していただきました。
本当に有難うございます。
また、三好校さんにご縁の深い、地元の土木建築に携わっておられる方より、材料費を含む全てを寄贈して頂きました。
心より御礼を申し上げます。