本年3月より皆様にご協力をお願いしておりました令和堂整備事業ですが、本当に多くの皆様からのご支援ご協力を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
お陰をもちまして、当初の事業計画のうち、「1.金剛歌菩薩の造立」と「2.令和堂の改築工事」に関しましては、目標を達成することができ、今月14日には当山に新たに金剛歌菩薩像をお迎えすることができました。
つきましては、金剛歌菩薩像をお迎えしたタイミングでご芳名を掲示するご案内をしておりましたこと、また、待遇として準備しておりました金剛歌菩薩陶板風レプリカの残りが全て無くなりましたこととなどから、今月末をもちまして今回の令和堂整備事業のお申し込みを締め切らせていただきます。
この度の皆様のご厚情に心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。
今後とも令法久住、箸蔵寺の寺門興隆に向けて誠心誠意努力してまいりたいと思います。
また、趣意書中に「上記の金剛歌菩薩像の造立と令和堂修築に皆様に十分なご協力が頂けた場合は、大随求菩薩像の修復費用に充当させていただきます」とご案内させていただいておりましたが、当初のお願い通り、1,2の事業に活用させて頂いた以上にご支援いただいたものに関しては、今後の大随求菩薩像の修復計画に利用させていただきます。
本当にありがとうございます。
大随求菩薩像の修復に関しましては、破損部分の応急的な補修のみみという形であれば今回のご支援でも十分なのですが、三好市教育委員会さまの調査によるX線撮影の結果等から判断すると、現在破損していない部分の接合部分も不安定であることが判明し、文化財指定を視野に入れた高いクオリティでの解体修理をするならばかなりの費用がかかるため、もう少し時間を掛けて自助努力並びにご支援をお願いしていかなければならないという現状です。
令和堂整備事業としては終了致しましたが、大随求菩薩像の修復に関し御理解ご支援を頂ける方は今後ともお力添え宜しくお願い申し上げます。(新たな待遇等も検討させて頂きます。)
最後になりましたが、皆様のお力添えにて新たにお迎えした金剛歌菩薩は、決して大きなものではありませんが細部まで精密な素晴らしい造形の仏像に仕上がっています。
是非御参拝、ご拝観お待ち申し上げます。