箸蔵寺の護摩殿前には、八代目市川團十郎の名前が入った灯籠があります。
灯籠についての詳しい説明はこちらをご覧ください。
さて、この灯籠には市川家の定紋である「三枡紋」がいくつも入っています。
今回は灯籠にある「三枡紋」の数を数えてみたいと思います。
1.
土台は四角形、灯籠本体は六角形をしています。
そして、1上部、2中間、3下部にはそれぞれの面に三枡紋が見られます。
3ヶ所×6面=18ヶ所
2.
また、4の火袋(火を灯す部位)も、見方によっては枠が三重になっているようにも見え、三枡紋をかたどっている可能性もあります。
裏表併せて2ヶ所
3.
最後に、四角い土台の部分が三段になっており、真上から見た三枡紋を意識していると考えられます。
真上から撮影してみました。
さらに1ヶ所
これらを合わせると、(火袋もそうならば)18+2+1=21で、一つの灯籠の中に合計21、一対で合計42の三枡紋があることが分かりました。
市川家のこだわりが感じられるこの灯籠、御参拝の際には是非実際の三枡紋を探してみて頂けると幸いです。