不動の火祭りに関するお知らせ

箸蔵寺も所属している四国三十六不動霊場で2月29日に予定されておりました「不動の火祭り」の実施方法に変更がありましたのでこちらでもお知らせ致します。

「不動の火祭り」ご参拝自粛のお願い(2/25修正)

公式サイトでは結果および方針のみ簡潔に記されておりますが、2月23日の臨時総会で慎重かつ白熱した議論が行われた上での結果であるということはお伝えしたいと思っています。

執行部ではありませんので、36分の1の平(ひら)の霊場寺院の公式サイトの記事としてご覧いただけると幸いです。
(総会にも触れているので、執行部の承認は頂いてあります。)

霊場寺院、先達ともに、今まで続けてきた火祭りをいつもと同じ形で執り行いたいというという想いは同じでした。
しかしながら、
・この時期に四国で県内外の大勢の人を一ヶ所に集めるということは、寺院や信者だけの影響にとどまらない社会問題であること。
・飲食や密集状態の制限により、せっかく参集いただいてもうどんの接待やお砂踏み、火渡りの実施が困難であること。
・現在の段階で、消毒液を含む感染防止の対策が完全とはいえないこと。
・延期という選択肢もあるがいつ収束するか分からない状態で、お預かりした護摩木、御祈念をそのままにしておくことはできないこと。
など、ほかにも様々な意見が飛び交い、いくつかの選択肢に絞られた後、この様な結論にたどり着きました。

今回の柴燈護摩では、信者各位の所願成就とともに、ウィルス問題に一日も早く見通しが立ち、終息に向かうよう御祈念もさせて頂きます。

100%の誰もが納得する正解はないかと思われます。
どのような選択肢をとってもどこかにご迷惑をかけることは間違いありません。
一寺院としても、関係者の皆様には心よりお詫び申し上げますとともに、ご批判はあるかと思いますが、霊場会の総意としての今回の決定を何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。